LOOK 675 組み立て その4。3Tのホイールがガチで大変な事になってた件。スプロケ付かない・・・
まずは付属品を見てみます。
11T用のロックリング、12T用のロックリング、
何かの棒。
2mmのスペーサー、0.5mmのスペーサー。
よくわからんので説明書を見ましょう。
ありがたいことに日本語のページもあった。
どうもカンパのスプロケなら0.5mmのスペーサー、
シマノなら2mmのスペーサーをフリーとスプロケの間に入れるらしい。
鉄の棒はシマノのスプロケの食い込み防止に入れるらしい。
ちょっと関係ない話ですが、カンパ、フルクラムの2015年モデルから
シマノ用のフリーがアルミ製になって軽くなったという話です。
今まではカンパ用はアルミ製なのにシマノ用は鉄のフリーで重量差が結構あった。
(カタログ重量はカンパので書いてるのでシマノの実測値は重くなるという罠。)
(いまはこのアルミ製のフリー単体で売ってるらしいので付け替えれば軽量化可能らしい。)
理由としてはカンパ用に比べシマノのスプラインの溝が浅くて食い込みやすいから。
それを知ってるシマノはDURA-ACEのフリーでは鉄よりも軽量なチタン製にしてるわけで。
Novatecなんかもアルミフリーの場合は鉄のアンチバイトガードなんかつけてます。
ということでアルミのフリーは弱いということですね。
下の方のフリーの写真に写ってるけど、
ちょっとスプロケつけただけでアルミのカスが発生してる。
内容も理解したところで0.5mmのスペーサーを装着。
薄いけどこれがないとダメなんでしょうな。
8時方向の小さいスプラインに合わせてハメていきます。
やはり29Tはデカイ・・・
スペーサーを挟みつつ10枚目まで入れます。
おや?
もうフリーの長さが余ってませんけど・・・
うん。横から見てもフリーが全然見えません!!。
アカンやん!!!
なんか付け方がおかしかったに違いないと思い、
スペーサーを確認しながらなんかも付けてみるも変化なし。
とりあえず上からトップギア乗せてロックリングで締めてみる。
閉めるとスペーサーが縮むのかなんとかフリーにはかかる模様。
この状態でホイールを回してみる。
が、回りません!!
フリーが全く機能せずホイールごとスプロケも回転してる。
この時点でかなり焦って汗ってきます。
私は暖房が大嫌いなので寒い部屋でアウター着ながら作業してたわけですが、
暑くなってきたので脱ぎましたw
スプロケを外してハブを確認してみると
ハブの末端がどうも擦れたような感じ。
やっぱりスプロケとハブが干渉してるんじゃないかと。
ちなみに0.5mmのスペーサなしだと少しはフリーに歯がかかるので、
スプロケがおかしいのでなければフリー側の寸法が短いと推測できる。
で、この状態でロックリングを締めたら楽勝でハブと干渉するわけで、
ハブとフリーとの距離もおかしいんじゃないかと思われる。
実は生産がかなり古くて11s未対応なんじゃないかと疑ってみるも
説明書にはカンパ11sって書いてるし、
メルキュリオの発表した時点でカンパは11sが出てたはず。
・フリーに0.5mmのスペーサー入れるとフリーが短い
・スペーサー無しだとハブと干渉する。(入れても干渉してるけど・・・)
ということはハブとフリーの間に1mmくらいの何かを噛ませたらいいんじゃないかと思いますが
どうやったらいいのかわからないし、そんなことしたらセンターが盛大にずれる。
可能性としてはその何かがこのホイール抜けている(かつ抜けた状態でセンター出してる)か
そもそもコンパチの為にこういう仕様かのどちらか。
こんなときにショップで買ってたら持ち込んで代理店に確認してもらうところですが、
海外通販なのでそうはいかず。
CyclingExpressは日本語通じるし、保証もするよってメール来てたので
最悪は台湾に送り返さないとダメかも・・・
そうなるとホイールが無くなるので完成が遅くなる・・・
うーん。こりゃあ例の場所に持ってって診てもらうしか無いな。
さっそく出かけようと思ったけど念のため営業時間を調べたら最終土曜日は休み・・・
ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!
しかたないので他の作業を進めようと思ったらそちらでも問題発生で進まず。
やっぱりカンパだといろいろ面倒くさいわ。( ´Д`)=3
正直シマノだととっくに組めてると思う。
ということで作業は中止してコタツにダイブして気絶してました。
次の日は午前中はつるみん道場だったので
つるみんさんに相談してみるけどやはり例の場所に持っていくしか無いと。
というわけでカレー食った後ホイール持って電車で行きました。
ロード乗っていって今のホイールも見てもらいたかったけど
さすがにホイールを背負っていくのはツラいからね。
ということで無事スプロケがつきました。
やっぱり29T(ry
ロックリングもなんとかエンドナットとの段差ができています。
今回はカンパのロックリングより3Tのロックリングが薄かったのでこちらを使うことに。
ただ、残念なことにこのロックリングはシマノ用の工具に対応なので、
せっかく買ったカンパ用のロックリング外しが無駄になりました。( ;∀;)
これで見てもよく分かりませんが、
ハブとの干渉がなくなった模様。
ちゃんとフリーが回るようになりました。
当たり前のことだけど、一度泣きそうになっただけに感動。
早速ホイールに装着しててみます。
クイックをつけてフレームにはめてクイックを締める。
クルクル回していって硬くなってきたので締めすぎたかなと思ってレバー倒したらスカスカ。
クイックのナットを見てみたらネジが突き出てる。
硬くなったのはネジが切ってる部分を超えて締めてるからだろう。
これはフロント側の画像だけどリアも似たような感じ。
面倒くさいホイールだな。こいつは!
フォークのエンドの厚みが薄い可能性もあるけど、
まぁ、ホイールのせいだろうなと思われるのでとりあえず対策を練る。
まぁ普通にワッシャー噛ますだけですが。
近所のコーナンにはステンレスのしかなくて妥協。
重いのでアルミのやつどっかで探そう。
最初はナット→ワッシャー→スプリングの順で付けてみたけど
いまいち収まりが良くない。
なのでナット→スプリングを通常どおり並べて、
その上からワッシャーをかぶせる。
レバー側も同様に処理して合計2.4mm稼げた。
これでようやくまともにクイックで締めることができた。
要らんもん挟んだからズレやすくなるだろうなとは思う。
剛性考えたらフォークの内側に入れたいところだけど、
ワッシャーがハマらんしいろいろ面倒くさいのでこれしかない。
根本から治すならシャフトを短くしてねじ山を追加してやればいいんだろうけど・・・
ふぅ。これでようやくホイールがつきましたよ。
ここまでに3日もかかるとは想定外すぎる。
タイヤはまだ貼ってないけど・・・